ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

先天性の障害と言われる広汎性発達障害は遺伝する?その症状と治療法は?

   

広汎性発達障害は発達障害の分類のひとつです。特徴的なのは社会性やコミュニケーションの発達の遅れです。はっきりとした原因は不明で、薬や医学的な治療法はありません。

しかし、広汎性発達障害の特徴を知り、早期に療育を行なうことで、広汎性発達障害でおこる困難なことへの対応方法や環境を整えてあげることができます

もしかしたらうちの子は発達障害かしら?と思うようでしたら、早めに保健センターや小児科医、発達専門医に相談してみるのが良いでしょう。

広汎性発達障害とはどんな病気?

広汎性発達障害は発達障害の分類のひとつで、分類の中には自閉症高機能自閉症アスペルガー症候群の他にレット障害小児期崩壊性障害などがあります。先天的な遺伝要因などが原因ではないかと考えられていますが、はっきりとした原因は不明です。

広汎性発達障害はコミュニケーションが取りづらいといったところがあり、対人関係が困難になることが多く、孤立してしまうケースもあります。また、幼児期に症状が現れ診断されるケースがある一方で、見過ごされてしまい、大人になってから診断されるケースもあります。

広汎性発達障害に分類されている障害のほとんどが「自閉症スペクトラム障害」という新たな総称に統合されたので、今後は広汎性発達障害という名称もなくなっていくのではないかと考えられます。

自閉症スペクトラムの診断基準とは?ASDの特徴や対策詳細

広汎性発達障害の症状と原因はどんなもの?

広汎性発達障害の症状はおもに3つで「対人関係の障害」「言葉の遅れやコミュニケーションの障害」「こだわりや想像力の障害」があげられます。

対人関係の障害

対人関係の障害では

  • 人に関わるのを避ける
  • 呼んでも反応しない
  • 視線を合わせようとしない
  • 一方的に話し続ける
  • 同じことを何度も言う
  • 人を見下したような言い方をする

などの症状が見られます。

言葉の遅れやコミュニケーションの障害

言葉の遅れやコミュニケーションの障害では

  • 言葉の発達が遅い
  • オウム返し
  • 単語だけを言う
  • 一方的に話す
  • 受け答えができない
  • 冗談や皮肉が通じない
  • たとえ話が理解できない
  • 遊びのルールが分からない

などの症状が見られます。

こだわりや想像力の障害

こだわりや想像力の障害では

  • 予定の変更を嫌がる
  • 初めての場所に不安を感じる
  • 偏食が激しい
  • パターン化していないことが苦手
  • 普段はできていることが場所や人が変わるとできない

などの症状があります。

その他にも「視覚」「聴覚」「味覚」「触覚」に感覚過敏という症状が見られることもあります。症状の現れ方は人によって様々で、遺伝的要因が原因ではないかと研究がされていますがはっきりとした原因は不明です。

それは本当に偏食?感覚過敏って言葉を知っていますか?

広汎性発達障害は先天性の可能性が高いけど遺伝はするの?

広汎性発達障害は遺伝的要因と環境要因が影響し合っているのではないかという説が有力です。広汎性発達障害の要因となる遺伝子と、様々な環境要因が相互に影響したとき、脳に障害がおこるのではないかと考えられています。

両親の遺伝子が要因の一部となっていることも考えられますが、それは広汎性発達障害だけでなく、すべての病気や障害にあてはまります。単純に親から子どもに遺伝するということではないです。

たとえ親が広汎性発達障害だとしても、子どもにも100%遺伝するとは言えません。また、兄弟(姉妹)であっても兄が広汎性発達障害だからといって、弟も広汎性発達障害になるということも絶対ではありません。

遺伝が関与しているという研究は進められていますが、研究によって数値がまちまちなので、親子の遺伝確率については明確にはわかっていないのが現状です。

治療法や予防策はある?

広汎性発達障害を治療する医学的な方法はありませんが、療育を行うことで困難を解消することは可能です。

広汎性発達障害のある人は、何気ない生活の中で困難にぶつかることがあります。人との会話の意図を理解できなかったり、話がかみ合わなかったり、相手を不快にさせる失言をしてしまうこともあります。

また、指示が理解できないために同じミスをしたり、順番やルールにこだわり過ぎてトラブルになったりすることもあります。このようなトラブルを繰り返すことで孤立したり、自分に自信をなくしたり、強い被害者意識を持ってしまうこともあります。

自己評価の低下はうつ病を併発するなどの二次障害にもつながることなので注意が必要です。

早期に療育を行うことで、トラブルや困難なことへの対応方法を学んだり、困難を未然に防ぐために環境を整えてあげることができます。その子にとって生きやすい環境を作っていくことが可能です。

子どもの性質を理解して伸ばしてあげよう

広汎性発達障害は様々な症状があります。その症状は人それぞれで、個人差があります。

幼少期では集団生活が苦痛で登園拒否になるケースもありますが、早いうちに障がいに気づいて療育を行うことで、親も子どもも対応方法を学ぶことができます。

困難への対応を身につけることで子どもは自信を持つことができるでしょう。自信を持つことで二次障害を防ぐことにもつながります。子どもの性質を知り理解し、環境を整えてあげることはとても大切なことなのです。

  関連記事

2歳の子どもがいびきをかく原因は?解消法はあるの?

2歳の子どもをお昼寝させていて、そのいびきに驚いた経験のあるママは、案外、多いの …

育児中のママを悩ませる「子供の湿疹」!子供の肌トラブルを一斉解決!

大人がスキンケアをする上で目指すのは、「赤ちゃんのようなうるつや肌」。子供の肌は …

いま話題のアドラー心理学が子育てに役立つって本当?

数年前、「嫌われる勇気」という本がベストセラーになったことは、みなさんの記憶にも …

2歳の子供が腹痛になったときの原因は?対処法と病院に行くタイミングが知りたい!

子供は消化器官が未熟なこともあり、よく腹痛を訴えます。とはいえ、腹痛がおこる原因 …

パパと息子の信頼関係をつくるコツって、何かあるの?

子育て中のママやパパには、悩みはつきものです。特にパパの場合、自分なりに育児をが …

野菜嫌いの子供に食べさせる方法はある?

離乳食のときは、野菜を混ぜても食べていたのに、成長するにつれて、野菜嫌いになる子 …

小児期崩壊性障害とは?成長の退行がおこる発達障害の症状

発達障害の中で自閉症スペクトラム(ASD)に分類される小児期崩壊性障害。 190 …

no image
実はその症状場面緘黙症かも!極度の人見知りと勘違いしやすいその実態とは?

子供には個人差があり、人懐っこい子もいれば人見知りの子もいます。人見知りの子でも …

2歳児の身長・体重の発達の平均は?2歳児の特徴も知りたい!

我が子も2歳児になると、プレスクールに通ったり、児童館や子育て支援センター、お稽 …

風邪と間違えてしまいがちな子ども気管支炎!気になる症状や治療法とは?

「子供は風の子」とよく言われていますが、そうは言ってもいざ幼い我が子が咳をしだす …