2歳児の言語発達はどのくらいが目安?親ができることはあるの?
2歳児になると、身体を動かすときの安定感が増し、たどたどしくはあっても会話が成り立つようになり、その成長を実感できるようになります。
その一方で、言葉の出方に個人差があり、同年齢の子どもとの交流が多いと、ママが我が子の言語発達が遅れているのではないかと、不安を感じやすい年齢でもあります。
そこで今回は、2歳児の言語発達の目安について、お話しします。前段として、2歳児の特徴に触れ、さらに親が我が子の言語発達を促す方法も紹介しておくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2歳児の特徴とは?
まず、2歳児は魔のイヤイヤ期とも呼ばれる、第一次反抗期の入り口であることを念頭におく必要があります。
子どもは1歳半を過ぎると、目に見えて自我が強くなります。何でも自分でやりたがりますが、考えている通りにできることは少なく、イライラしたり、癇癪をおこすことが増えます。
そして、グズグズと甘えてまとわりついていたかと思ったら、「イヤ!」「ダメ!」などと離れようとすることもあり、ママやパパが戸惑うことも増えます。
ですが、これは子どもの情緒の発達が正常であることのあらわれです。つい、感情的に対応しそうになると思いますが、ぐっとこらえて冷静に対処するように心がけましょう。
また、着替えや歯磨きなど、何かを自分でやりたがったら、できるまで見守ってあげることをおすすめします。
2歳児の言語発達の目安とは?
では、そんな2歳児の言語発達の目安はどんな感じなのでしょうか。
一般的には、2歳児になると「マンマ、ちょうだい」「ブーブー、きた」「ママ、きて」といった、二語文を話すようになるものです。自分がしてほしいこと、わかってほしいことを、言葉で言おうとするようになるのです。
とはいえ、男の子より女の子の方が話し始めるのは早いといわれていますし、乳児期からベビートークでたくさん話かけてもらったり、絵本の読み聞かせが習慣になっている2歳児の方が、そうではない子どもより、話し始めるのが早い傾向があり、個人差があります。
言葉を発することがなくて、欲しいものが指でさせる、固有名詞をいうと物をとってこられるのなら、言葉の理解に問題はありません。我が子が自然に話したくなるまで、待ってあげましょう。
親ができる言葉の発達を促す方法はあるの?
とはいえ、ほかの子どもと同じように話せるようになってほしいと思うのは、親心ですよね。では、2歳児の言語発達を促すために、親ができることは何かあるのでしょうか。
まず、ママやパパが2歳のお子さんの動きを真似てみましょう。それにより2歳児は、自分と同じ動きをする相手に興味を持ち、また遊んでくれるかな?と、ママやパパを観察するようになります。
そしてそれは、身体の使い方を習得することにもつながります。それに伴い、情緒面も発達するので、自分で身振り手振りで表現したくなり、発語につながるのです。
次に、子どもが発する「あーあー」「ブーブー」「ワンワン」などの言葉を、ママやパパがくり返してあげてください。同じ言葉を真似してくれているということは、自分が言っていることが伝わっているということです。
意味は通じなくても、会話として成立すると受け止めるので、2歳児にはうれしいことなのです。
そして、子どもの動きに合わせて、ママやパパがその気持ちを言葉で代弁してあげます。上下に2歳児が飛び跳ねていたら「ピョンピョン」という、猫を見かけたら「ニャンニャンだね」と話しかけてあげるのです。
それは、語彙を増やすことにもつながります。
日ごろから、たくさん話しかけてあげよう!
言葉の早い2歳児は、生まれたときから、たくさんママやパパに話しかけてもらったり、絵本を読み聞かせてもらっていることが多いです。
自分が愛されていると実感でき、相手とわかりあいたいという気持ちが生まれると、発語も早くなりますし、言葉に触れれば触れるほど、語彙力は格段にアップしていきます。
もし、2歳児で我が子の言葉が遅いと悩んでいるなら、いまからたくさん話しかけてあげてください。そして、言語発達を促す方法を実践しましょう。
きっと、たくさんお話ししてくれるようになるはずです。
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